近年,集中豪雨の多発により,土砂災害が頻繁に起きています.
土石流には、水や泥の多い泥流型と石礫が多い石礫型の2種類に分けられます.石礫型土石流では巨石が先端や流れ表層に集中する逆グレーディングという現象が知られています.本研究室では逆グレーディング現象や湾曲部での遍流、跳ね上がりといった現象の再現に成功しています.これはアルミナボールを用いた模型実験と個別要素法を用いた解析で流れを粒子の集合体である乾燥状態の粒状体流れとしてとらえいます.
本研究は石礫型土石流のメカニズム解明と対策法の提案を目指し研究を進めています.